紹介!ワードバスケット戦術集

 みんなワードバスケットやっとる?

私は2年ほどこのゲームで遊んできたが、何回やっても飽きない名作だ。本記事ではワードバスケットを遊んだことが無い人向けにゲーム性と戦法について解説していこうと思う。

ワードバスケット (Word Basket) カードゲーム

ワードバスケット (Word Basket) カードゲーム

 

 

1. ワードバスケットの遊び方

ルールは単純。場に出ているカードの文字で始まり、自分の手札のカードで終わるしりとりで、いち早く手札を使い切ったら勝ち。2~8人で遊べて数分で終わるのでとても遊びやすい。文字ではわかりにくいので下の動画を見て欲しい。ワイルドカードなるものがあるが、これもなんとなく分かるでしょ。別にキヨ信者ではないよ。


対決!しりとりカードゲーム 『ワードバスケット』

 

2.ワードバスケットの戦術

① 高速リロード

速攻で手札の思いつく単語を出して思いつかないと思ったら即場に捨ててリロードする戦術。速攻型は運と実力によってはあっという間に決着がついてしまうこともあるので相手取ると脅威。相手が考える暇もなく自分のペースで場のカードを塗り替えていけるので相手はビビる。ただ、深く考える時間がないのでいつも同じような単語しか出せず、手札が悪いとどんどん枚数が増え続けて逆転されてしまう。出来るに越したことは無いが、求められるレベルが高いので初心者にはおススメ出来ない

② コンボ

自分が好きな戦術であるが、場のカードはいったん無視して自分の手札内でコンボを作る。コンボがすべて完成すればあとは場のカードと繋げるだけであがれるという五撃必殺が可能。この戦術の一番のメリットは組み合わせの数が多くなり単語が思いつきやすいという点だ。例えば手札のカードが5枚あった時に作れる順列はワイルドあがりのような制約を除くと120通りの組み合わせが考えられる。場のカードと自分の手札を比べて短時間で数択の選択肢から選び取る方法と比べて圧倒的に有利なのが一目瞭然だろう。しかし、この戦術は妨害型にとても弱い。自分のコンボ中に捨て札を差し込まれたらそこでコンボが止まってしまう。また、相手も自分のペースで勧められるので何も出来ずに終わってしまうこともしばしばある。場をおろそかにしすぎず、最低限あがるのに必要な4文字以上の単語だけでも手札内から選び取っておこう

③ 妨害リロード

高速リロード型は自分のペースを作るという目的があるが、妨害リロードはその逆。相手が場にカードを出そうとしたのを見計らって自分のカードを先に捨てることで相手のペースを崩していく。一旦崩した後に自分が高速リロード戦術に繋げたりすると相手は大混乱。パフォーマンスが低下する。非常にいやらしい戦い方ではあるが、効果は覿面。しかし、相手の動きに常に気を配る必要があるので自分のパフォーマンスも低下する。加えて妨害読みでフェイントを行う上級プレイヤーも存在するのでそこは読みあいだ。基本的にお互いの手札が少なくなっているような状況で行うのがベスト。捨て札が上手くなると手裏剣のように投げてノータイムで差し込むプレイも可能なので極めてみるのもいいかもしれない。

④ 置きボム

ひらがなは平等ではなく、思いつきやすい単語にばらつきがある。例えばア行は元々の単語が多いのに加えて伸ばし棒の語尾も利用できるという最強カードたちが揃っている(自分は"え"と"お"が苦手)。同レベルで強いのがヤ行。"しゃしゅしょ"や"ちゃちゅちょ"などの小文字が利用できるので4文字を簡単に生成可能。一方群を抜いて思いつきにくいのがナ行である。どれも思い浮かぶ単語が少なく、特に"ぬ"は対策なしでいくと詰む恐ろしいカードである。ワイルドカードで受け流すかすぐにリロードという対処を強いられるが、こういった出にくい文字を場に置くことで流れをいったん止めることが出来る。自分が劣勢のときに立て直しのための時間稼ぎとして置きボムをするのに有用なカードであるので積極的に使おう。

 

3. おわりに

いかがだっただろうか。自分が遊んできて実用的だと感じた戦術を紹介したので実践すれば今までよりも勝率が上がるはずだ。このゲームは初心者と経験者では思ったよりも大きく差がつくゲームだが、戦い方を知ればそれなりに戦えるようになる。ワードバスケットに興味を持ってくれたみんなが一人前のプレイヤーとして立ち回るための一助となれば幸いだ。